【freee】「タグ」の活用術!補助科目との違いや取引先・品目の使い分けを解説
こんにちは。足立区北千住の税理士根岸です。
freee会計に日々の取引を入力する際、「タグ」は付けていますか?
タグは単なるメモではなく、うまく使えば経営分析や業務の効率化に非常に役に立つ強力な機能です。
今回は、freee会計の独自の機能である「タグ」の仕組みと、実務での効果的な活用術について解説します。
freee会計の「タグ」とは?従来の補助科目との違い
freee会計における「タグ」とは、勘定科目の内訳や詳細情報を補足するために使用する機能です。
一般的な会計ソフトで使われてきた「補助科目」のようなものですが、決定的な違いがあります。
従来の補助科目が「1つの勘定科目につき1つの軸でしか」分析ができないのに対し、freee会計のタグは1つの取引に対して「複数のタグ」を付けることによって、その組み合わせでより多角的なクロス分析を行うことが可能となります。
freee会計で使える主なタグの種類
主に、取引先・品目・部門・メモタグの4つを使い分けることができます。
| タグの種類 | 主な役割・使い方 |
|---|---|
| 取引先 | 取引相手を管理するタグ。売掛金や買掛金の残高管理に必須 |
| 品目 | 勘定科目の内訳(商品名や経費の種類など)を細かく分類するタグ |
| 部門 | 社内の部署や店舗ごとの業績を管理するタグ |
| メモタグ | 特定のプロジェクトやイベントなど、自由にグルーピングしたい場合のタグ |
※「セグメント」というタグは、法人の上級プラン(アドバンスプラン以上)のみ使うことができます。
※これらのタグとは別に「備考」という自由入力欄もありますが、備考はあくまでテキストのメモであり、集計やレポートには使用できませんのでご注意ください。
参考:「タグ」とは(freeeヘルプセンター)
参考:取引先・品目・部門・メモタグ・セグメント・備考を活用する(freeeヘルプセンター)
【注意】すべての取引に取引先・品目を付けるのは非効率!
うまく使えば便利なタグですが、「すべての取引に付ける」のは非効率でありおすすめできません。勘定科目に応じてできる範囲で付けていきましょう。
実践!タグの効果的な活用例
では、具体的にどの科目にどんなタグを付けていけばよいのでしょうか。実務で役立つ活用例をご紹介します。
「取引先」タグの活用例
まず、取引先を必ず付けるべきなのは、売掛金・買掛金・未払金などの残高管理をすべき科目です。
freee会計の便利な機能である「入金管理レポート」や「支払管理レポート」を活用して債権債務管理(未回収や支払漏れのチェック)をするためにも、取引先タグを付けるのは必須です。
また、売上・仕入・外注などの科目にも取引先を付けておけば、「A社からの売上が全体の何%を占めているか」「B社への外注費が増えすぎていないか」といった経営状況についても把握することができます。
「品目」タグの活用例
品目タグを付けるべきなのは、取引先タグの付与には適さない「預り金」などの科目や、内容を細かく分析したい経費科目です。
例えば預り金は、単に「預り金」としてまとめてしまうと後で納付する際に困るため、「源泉所得税」「住民税」「社会保険料」などと品目タグを使って分ける必要があります。
経費科目でいうと、たとえば水道光熱費を「電気代」「ガス代」「水道代」と分けたり、交際費を「飲食代」「贈答品」「ゴルフプレー代」などと分けることもできるでしょう。自社の状況や見たいデータに応じて、分析したいようにタグを付けることができます。
最後に
せっかくfreee会計を使うのなら、このタグ機能を使わないのはもったいないです。
- 残高管理が必要な債権債務科目は「取引先」を使う
- 細かく管理したい科目は「品目」を使う
まずはできる範囲でここからやってみましょう。タグを活用して経営分析に使えるようになれば、自社の数字を見るのが楽しくなりますよ。ぜひ今日からタグを使ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
根岸 峻佑(税理士)
東京都足立区の北千住で税理士事務所を営んでいます。
30代半ばに地方公務員を辞め、4年の期間を経て税理士に転身しました。プライベートでは小学生と保育園児の娘を育てる2児の父です。
当ブログでは、freee会計を活用した記帳・経理業務の効率化や税務会計に関するお役立ち情報を発信しています。
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