【freee】借入金管理アプリで返済取引登録を効率化!使い方とメリットを税理士が解説

こんにちは。足立区北千住の税理士根岸です。

日本政策金融公庫や民間金融機関から融資を受けて事業を拡大されている経営者・個人事業主の方は多いと思います。当事務所も開業時に日本政策金融公庫から融資を受けています。

融資を受けた後に意外と手間がかかるのが「毎月の返済管理」と「会計ソフトへの仕訳入力」です。

  • 毎月引き落とされる金額のうち、元本と利息がいくらか毎回返済予定表を確認しながら入力している
  • 複数の金融機関から借り入れていて、全体の返済残高やスケジュールが把握しきれていない

このようなお悩みを一発で解決してくれるツールとして、今回はfreee会計と連携することができる「借入金管理アプリ」の機能や活用法を解説します。

目次

「借入金管理アプリ」とは?

借入金管理アプリとは、freee会計と連携して使用することができる無料の公式アプリです。

金融機関から発行される返済予定表の情報を一度アプリに登録しておくだけで、毎回の返済額(元本返済分と支払利息分)の取引登録を効率的に自動化することができます。

通常、銀行口座から一括で引き落とされる返済額は、「元本返済(負債の減少)」と「支払利息(費用)」に分けて仕訳をする必要があります。これを毎月手作業で確認しながら行うことは非常に手間がかかるため、本アプリを導入して効率化していきましょう。

借入金管理アプリ導入の3ステップ

次の3つの手順により、毎月の借入金返済の取引登録を劇的に効率化することができます。

①freeeアプリストアからアプリを検索・連携する

freee会計にログイン後、「会計連携-freeeアプリストア」をクリックし、借入金管理アプリを検索します。
アプリが検索出来たら、「アプリを利用する」ボタンをクリックし、freee会計との連携を許可すれば利用可能となります。

※連携後は「会計連携-利用中のアプリ一覧」からいつでも利用可能です。

参考:freeeアプリストアの使い方(freeeヘルプセンター)

②借入金の契約情報を登録する

アプリを開き、「契約登録」メニューで借入金の契約情報を登録します。
金融機関から交付された返済予定表を準備しましょう。手動で一から入力していくのは手間がかかるため、CSVファイルで一括取込みする方法がおすすめです。

参考:返済予定表をCSVファイルから登録する(freeeヘルプセンター)

【裏ワザ】日本政策金融公庫のPDFデータをGeminiでCSV化する!
日本政策金融公庫の場合、返済予定表をPDFデータでしか取得できないため、CSVデータを自分で用意する必要があります。ここは生成AIの出番です。私の場合はGeminiを利用しました。PDFデータを取り込み、Geminiに出した指示は次のたった2点です。

  1. 取り込んだPDFデータをCSVデータに変換して
  2. 返済日の和暦(例:8.5.25)を西暦(例:2026/5/25)に直して

たったこれだけでアプリに取り込めるCSVデータが完成しました。

完成したCSVデータを「返済予定表のアップデート」ボタンで取り込み、必須項目である「タイトル」「勘定科目(元金)」「勘定科目(利息)」「金融機関名」を入力します。
※取引先タグも金融機関名で入力しておくのがおすすめです。

その後「返済予定表に進む」ボタンをクリック。返済予定表の内容に問題がなければ、「登録」ボタンをクリックすると、借入金の契約情報の登録が完了します。

③返済予定取引をfreee会計に登録する

契約情報の登録が完了したら、返済予定取引をfreee会計に反映させます。
「契約一覧」メニューをから登録した契約情報をクリックし、「返済予定」タブの「取引登録」ボタンをクリックすることで、freee会計に返済予定取引が登録されます。

返済予定取引は、返済日に「未払金」の勘定科目で未決済取引として登録されます。実際に銀行口座から元本と利息の引落しがされた際は、「未決済取引の消込み」を行いましょう。自動登録ルールを活用することをおすすめします。

借入金管理アプリを活用する2つのメリット

①毎月の面倒な取引登録・手計算をゼロにできる

アプリの導入により、毎月の取引登録時に利息の手計算をしたり、わざわざ返済予定表の用紙を目視で確認したりする手間が一切なくなります。人為的な入力ミスや金額のズレも未然に防ぐことができます。

②複数の借入を一覧で一元管理できる

日本政策金融公庫や信用金庫、地方銀行など複数の金融機関から融資を受けている場合でも、「借入推移」メニューでアプリ上にすべての借入状況を集約することができます。

事業全体と金融機関ごとの「借入残高」と「毎月の返済額」をひと目で把握できるようになるため、資金繰りの予測や管理にも非常に役立ちます。

最後に

以上、借入金管理アプリについて解説しました。

事業用の借入金があるものの、まだアプリを導入していないという方は、ぜひ導入を検討してみてください。毎月の記帳作業がグッと軽くなりますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事の著者

根岸 峻佑(税理士)

東京都足立区の北千住で税理士事務所を営んでいます。
30代半ばに地方公務員を辞め、4年の期間を経て税理士に転身しました。プライベートでは小学生と保育園児の娘を育てる2児の父です。
当ブログでは、freee会計を活用した記帳・経理業務の効率化や税務会計に関するお役立ち情報を発信しています。

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本記事の内容は、公開時点の各種法令に基づき記載をしているため、記載内容が必ずしも最新の情報であるとは限りません。各種法令は改正される可能性がある上、個別の状況によって税務上の取扱いは異なります。

実際の税務判断や手続きについては、必ずご自身の状況を顧問税理士等にご相談ください。

本記事の内容に基づき生じたいかなる損害に対しても、当事務所は一切の責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。

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